NAB放送機器展レポート
アメリカはHD化が遅れていたが、2009年にアナログ放送が廃止されることでHDVや半導体カメラに人気が集まっている。 DVC100MやHDカムは片隅にあるだけ。画質よりも安いほうがブースの中心。三脚など周辺機器もHDV用の新製品がたくさん出ている。
ここは南館はソニーが展示、松下は中央館だったが、スチールカメラの展示会PMA(3月8日〜11日)では松下は南館だった。松下:主力はP2。AG-HPX500の2/3インチカメラがHD−SDI出力端子がついて14,000ドルで発売予定。 AG-HPX3000のカメラは倍率色収差を電気的に補正できるP2高級カメラ。 16GBのP2カードが900ドルで発売予定。50MもAVCイントラ(H.264)が中心。 HD最小の7.9インチの液晶モニターもあった。
SONY:半導体を使ったHDVカメラを年末に発売する。仕様は未定。8.16,32GBのスティックメモリー4枚分?のカードも出る。
池上・東芝:こちらも半導体カメラとビデオスをベースにしたVTR?来年のNABまでには動くようにしたいらしい。
初日に、協業の会見を行っており、カメラなどAV機器を持たない東芝と送信機、TVマスターのない池上の組み合わせがどこまでうまくいくか。
発売形式やブランドなどは今後の課題。
マンフロット・シ゛ッツオ:HDV用に水平がボールでとれるマンフロット701RC2+745Bのキットが397ドル。 ちょっと大きめのシ゛ッツオ503+GT3530LSBキットが279+650ドル。
アントンベイヤー:HDV用の小型グリップが出ていたが国内販売は1-2ケ月後らしい。 腕首に来る負担を腕に逃せて、空いている左手もつかえて持ち運びに負担にならないユニークな商品。
NHK:1080の4倍の高精度HDを見たが、画面は綺麗だが動体はブレるので今ひとつ。 35mmの映画とほぼ同じなので、映画屋さんがどう考えるか。
ウルトラメディア:HDスタビライザーカメラが、ベル407ごと展示してある。他にヘリカメラの出展はないが、ヘリごと展示がアメリカらしい。
リーダー電子:新発売の高性能HDモニターも出ていたが、かつて大阪にいて北京勤務している営業に会えてうれしかった。
日立国際:26MHzのHFを使って16QAM、OFDMでもデジタルラジオが面白かったが、国内では無理。
SONYのウェルカムパーティー
日本食だが、氷の彫刻がアメリカらしい。松下のウェルカムパーティー
イタリア料理がメイン。ドライマテニーはこっちのほうがおいしかった。NY1見学
ニューヨークアラカルト