網に関する用語の説明です。

網の世界は、我々になじみの薄くなった尺貫法が使われています。
網独特の単位もあります。館長の知ったかぶり用語集です。
長さの単位 1尺(いっしゃく) 10÷33=30.30cm
1寸(いっすん) 1尺/10=3.0303cm
1分(いちぶ) 1寸/10=3.03mm
1間(いっけん) 1間=5尺=50寸=1.515m
(普通は6尺で1間ですが、網の世界では5尺が1間となります。)
1尋(ひとひろ) 1尋=5尺=1.515m 
網の世界では、1間=1尋となります。
網の目 半目(はんめ)
網をぴんと張ってひも状にした時の節と節の間、あるいは網目を広げたときのひし形の半分をいいます。
一目(ひとめ) 半目二つ分、あるいは、網目のひし形を言います。
,-1
網の目の大きさの呼び方
節(せつ,ふし) 5寸(15.15cm)の長さ内にある結び目の数(両端を入れて数える。)で表します。「ふし」と呼ぶこともあります。
網を注文するときは、この単位を使うと間違いがありません。
(例)下図-2では12節の網と呼びます。
ヘラ 5寸の長さ内にある半目の数(節と節の間の数)で表します。
(節の数より一つ少なくなります。)
私のいる江の川の下流域だけそう呼ぶのかも知れません。
地元のベテランの人は全てこう呼びます。
(例)下図-2では11ヘラの網と呼びます。
分(ぶ) 網の節と節の長さを分(ぶ)の単位で表します。
(例)下図-2では4.5分の網と呼びます。
,(参考) 12節の網=11ヘラの網=4.5分の網になります。
,-2
網の規格 網の長い方向
間(けん)
一般的には1反=100間(151.5m)で販売されています。
網の目をつぶすようにぴんと張った状態での長さを言います。
目合いにより同じ1反でも目の総数は違います。
たとえば9節の網ですと半目の数は
(9節-1)/15.15cm×(100間×151.5cm)=8000半目
目の数は
8000÷2=4000目
となります。
以上を簡単に表すと1反分の目の数は
(節の数-1)×500で算出されます。
同様に
8.5節は3750目、8節は3500目になります。
網の短い方向・丈
掛け(かけ)
網の丈は掛け数(目の数)で表します。
たとえば網の表示で
9節-0.6号-32掛け
とは
目合い9節
糸の太さ0.6号
丈約1.2m=(9節=18.9mm/半目)×2×32掛け
の網になります。
網の注文時にはこの3つの条件が必要になります。
,-3
重さの単位 匁(もんめ) 3.75g 五円玉の重さと同じです。
網のオモリの単位として使われます。
たとえば1.2匁=(いちもんめにぶ)=4.5g
となります。
網の縮み 縮結(いせ) 網はぴんと張ってしまうと網は目がつぶれて開かなくなります。
逆にカーテンを束ねるように網を緩ませても目はつぶれます。
目がうまくひし形に開くには、適当な張りとゆるみも持たなければなりません。この割合を縮結(いせ)といいます。
ひし形の開く割合といってもいいかもしれません。

たとえば
1反(100間)の網地をぴんと張った時の長さは151.5m
この網地で作った網の長さ(手縄の長さ)は60.6m
とすると40%と縮ませて作ったことになります。
この縮結(いせ)の設定が網づくりのポイントになります。

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